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あをによし文庫

「創刊の辞」

 かつてシルクロードの終着地であった奈良には、広大な砂漠を越え、海を渡り、遥か西方の国々から様々な文化が漂着しました。それらの異文化は、日本人の繊細で豊かな感性によって咀嚼されることで、日本独自の文化として育まれ、奈良はかつてない文化豊穣の地として栄えます。
 1300年前、都が築かれ、文化情報の発信地として繁栄を極めた奈良は、しかし、その後の大きな時代のうねりの中で威信を失い、今は幾星霜の月日の下に栄華を置き忘れたまま静穏の風の中にあります。その昔、国のまほろば(最もよきところ)と譬えられた地を歩くとき、現代人の胸の内に去来する郷愁は、その地に日本人の心の始原があるからではないでしょうか。
 デジタル文化華やかな現代で、毎年奈良で開催される正倉院展に溢れる人の波に、現代人の心の深奥に熾火のように眠っているロマンへの希求を思います。
 今日、奈良の魅力を語るあまたの書物が世に溢れていますが、残念ながら、地元からの情報発信はまだまだ少ないと言わざるを得ません。2010年の平城遷都1300年祭を控え、かつて日本文化の担い手であった奈良の復権の思いを込めて、ここに 「あをによし文庫」 を創刊いたします。このささやかな文庫の積み重ねが、日本人の心の豊かな源泉を発掘するものであることを願っております。


  2009年1月    
                               京阪奈情報教育出版株式会社

 

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